最適なランジェリーはどう選ぶのかを相談されることがとても多いのですが、ドレスの産地である欧米ではどうしているのか、どういう作りになっているのか、
そういえば、普通につけるものと思っていたけどランジェリーって何のためにつけるのか。。。などを踏まえ、最適な選び方をご紹介します。
目次
欧米事情
欧米ではブライズメイド(お友達やご家族)がウエディングドレス着せ付けのお手伝いをする文化です。
その様な環境や、ランジェリーの使用目的が違うので日本の様な胸を大きくし、ウエストを細くするランジェリーは着けませんし、あまり売っていません。
上半身はランジェリー無しで着用する方が多いです。日本のように美容さんがお手伝いするのとは違うので、見られても恥ずかしくないのですね。
その為、必然的にランジェリー無しで着用する前提でウエディングドレスは作られています。
日本事情
ウエディングドレスは美容さんやメークさんがほぼ全ての着せ付けを担当しているため、肌はなるべくさらしたくない方が多い。
そして、日本の花嫁様だけではなく、一般の女性もですが胸のカップサイズに関して、「大きくしたい」「盛りたい」という方多いのではないでしょうか?
日本のドレスランジェリーは補正、矯正において素晴らしい技術と高い美意識を持っています。世界に誇れる技術といっても過言ではありません。
ランジェリー使用目的の違い
欧米では基本的にランジェリーは体をきれいに見せるもの、装飾として選ばれます。薄手のレースやサテン地のものが多いです。
日本では胸を大きくしたり高くしたり、ウエストを細くしたりする補正機能を重視します。
海外ブランドドレスの特徴
欧米の体型や好みを元に作られている為、胸位置は低い&浅い事が多く、使用されている生地はとにかく繊細でシルクがメインです。
ドレーピングによるパターン作成や手縫い箇所が多い為に、1点ものの認識が高く、同じサイズのドレスでも微妙にデザイン・サイズ感や着心地が違う場合もあります。
VERA WANGをはじめ海外ブランドのウエディングドレスを何種類も見た中で、胸のカップはC/Dカップ用に作り込まれている事が多いです。※平均的なサイズのドレスの場合です。
まとめ
最適なランジェリーとは、ドレスを購入してからご自身のボディサイズとの違いを分かった上でランジェリーを購入されるのがいいと思われます。
例えば、お選びになったドレスがC/Dカップ用に作られていた場合、ご自身のボディがそのサイズ以上であれば、薄手で面積の小さいヌーブラかニップレスを。
A・Bサイズならば、Cカップになるようなシリコンのパット(綿では効果が低い)をランジェリーに入れる為にビスチェタイプを。
ヌーブラならば厚みのあるシリコンタイプを選ぶと一番ベストな状態と言えます。
ウエストがきつい場合は胸下で補正できるビスチェタイプ、ニッパー、ガードルが胸下までつながっているものにはウエストを締める効果があります。
ボディのウエストのサイズがドレスに丁度良いのにも関わらず上記の補正効果がでてしまい、不要なお直しを入れる方もいらっしゃいます。
サイズのお直しを入れてもいいので細くしたいとの気持ちも充分分かりますので、どちらかを選択するかはお客様の美意識の違いとして、ご自由に選んでいただければと思います。
しかし、胸元のお直しは目立つ部分でもありますので、あまりサイズがかけ離れてしまうとデザインが損なわれますので、ご注意くださいね。
Repariではウエディングドレスのサイズのお直しだけでなく、お客様の気持ちに寄り添った相談やアドバイスをお届けしております。